知っておきたい!育児うつについて【精神的に強い影響を及ぼす】

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育児サポートはまだまだ

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精神療法も取り入れて

家庭を取るのか仕事をとるのかというのは、女性にありがちな問題です。ディンクスといって、子供をあえてつくらない夫婦も増えている中で、結婚自体が仕事を規制するものではなくなってきました。しかし、働く女性が増えていく中で、家事と育児の問題がなかなかクリアになっていないのも事実です。子供がいない場合でも、どうしても女性に家事の負担がかかり、小さなストレスの積み重ねがうつ病にまでつながることも少なくありません。また、子供がいる場合には、新生児のうちから子供を保育園に預けることもできますが、まずは保育園がみつからないこと、そして、預けたとしても送り迎えという時間の制約ができてしまう人がほとんどです。子供が小さければ、育児に時間がかかり、大きくなれば教育などの面で精神的な負担がかかるのが一般的です。出産後も働きたいあるいは働かざるを得ないなど、人により諸事情は違いますが、育児もしながら働く女性が増えている中で、育児うつも増えています。育児サポートの環境がまだまだ整っていないことも、理由の一つです。加えて、そうした物理的なことよりも、人間形成の基礎づくりとして大切な時期に他人に育児を任せることへの葛藤もまた、育児うつにつながることがあります。育児うつに対しては、薬物治療と休息をメインに治療を進めていきます。とにかく疲労感が強く、何もできない状態までになっているときには、一時的に入院し、育児や家事の環境から離れるのも一つの選択肢です。薬物治療に関しては、SSRIなどの抗うつ剤が効果的です。しかし、1種類の抗うつ剤が有効でない場合には、三環系抗うつ剤を選択することもあります。仮に、精神病性のうつ症状がみられる場合には、非定型抗精神病薬を用いることがあります。ある程度症状が回復してきたところで、育児うつでは精神療法を取り入れることも大事です。心理状態の把握とともに、子供だけでなく夫に対する悩みや家庭内での悩みを考慮しながら精神療法を進めていきます。本来、赤ちゃんや子どもというのは、幸せをもたらすものになります。もし、そうでないならば、やはり何かおかしいということです。医療的なものを含めサポートが必要な状態ですから、早期受診することが大事です。そして、産後割と早くに育児うつの傾向がみられる場合は、急激に症状が悪化することもあるので、周囲も注意が必要です。

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